1948-07-01 第2回国会 衆議院 本会議 第75号
〔國務大臣竹田儀一君登壇〕
〔國務大臣竹田儀一君登壇〕
○國務大臣(竹田儀一君) 平工君の御質問に対してお答えいたします。 本年度の予算病床数は、國立病院におきましては二万四千床、國立療養所に誌きましては四万六千三百床でありまして、それに対し現在の入院者数は、國立病院は約一万九千人、國立療養所約四万人でございます。
○國務大臣(竹田儀一君) 重ねての平工君の御質問にお答えいたします。 例をあげて、満員の病院があるというお言葉であります。なるほど、満員の病院並びに療養所もあろうかと思います。しかしまた、あいている所もあるのでありまして、総体の数を申しますと、病院において五千床、療養所において六千数百床あいておるのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 仰せの通りでありまして、動橋と鯖江の間が不通になつております。それで動橋から北へ折返して金澤の方へ運轉しまして、南の方は鯖江まで行つて折返しております。トラックにつきましては、運輸大臣の話では大阪から、台数は忘れましたけれども相当なトラックを出しているということであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 草葉さんの御意見御尤もでありまして、草葉さんのおつしやるような点がやはり閣議では心配の中心でありまして、一々書類等を中央に持つて歸つて相談をすることではいけない。これは相当な権限を持ちまして現地で、その場であらゆる問題を解決するようにしたいと、こういう氣持で葛西次官を派遣することにいたしたのであります。その趣旨に副うてこの処置をとつておりますから、その点御了承願います。
○國務大臣(竹田儀一君) 承知いたしました。
○國務大臣(竹田儀一君) 前の法律で附則に入つておるものを、今回は條文に入れて但書にしましたことは、如何にも医藥分業の線が逆戻りをしたのじやないかという草葉さんからの御意見であつたように思うのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 藥事法はやはりいろいろ経済的関係が多いのであります。のみならず。藥剤師の身分等に関することもいろいろありますから、多少草葉さんの御指摘のように、外の法案とは少しく何と申しますか、段が落ちるとおつしやつたのか、そういうふうな氣持のなさるのも御尤もであると思います。それは経済的な関係がありますのでこういうふうに変つたのであると思います。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今議題となりました厚生省官制の一部を改正する法律案について、提案の理由を御説明申上げます。 本法律案は從來の厚生省における衛生行政機構は、公衆保健局、医務局、予防局及び引揚援護院検疫局の四局でありましたが、その後の衛生行政の進展に伴い、この一部を改める必要が生じて参つたので、ここに厚生省官制の一部を改正しようとするものであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 竹中委員の御希望の点は御尤もな点でありまして、私共も全然同感でございます。でき得る限り街希望の線に副つて努力しますことをお約束します。
○國務大臣(竹田儀一君) ここではつきりお答え申上げますことは、少し軽卒な感もありますので、でき得る限り小川委員の御希望の線に副いまして善処いたしたいと考えております。
○國務大臣(竹田儀一君) 草葉さんから只今御質問になりました三点は、御承知の通りに今度は相当沢山な医療関係の法律案を提出いたしまして御審議を煩しておるのでありますが、部分的であり総合的でないのではないかというふうな御意見のように拜承いたしたのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) これは今もここに來ますまで國立病院におられる患者同盟からいろんな陳情を聞いておつたのでありますが、その陳情の中にもそういうことの御趣旨の点があつたのであります。國立医療機関に働いておる人は、これは開業医と違いまして、何と申しますか、余程犠牲的精神を以ちまして、そうして全体的な國民医療に対する献身的な氣持でやつて呉れなければならんと思うのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 承知しました。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今議題となりました麻藥取締法案について御説明いたします。阿片、モルヒネ、コカイン等のいわゆる麻藥は医療上欠くことのできない藥品でありますが、他面これらを濫用することによつて惹起される害毒が甚大でありますことは過去の歴史が示しておる通りであります。誠に麻藥の取締いの如何は民族の興亡に影響するといつても過言ではありません。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今議題となりました性病豫防法案について提案の理由を説明いたします。 わが國における性病の蔓延状態は、戰前すでに憂慮すべきものがあつたのでありますが、戰時中より戰後にかけての社會的混亂は、性道徳の紊亂という面白からざる風潮を生じ、加うるに急激な經濟的變動のために徳義心が忘却されがちとなりつつあることは、性病豫防上誠に憂慮すべき状態と申さねばなりません。
○國務大臣(竹田儀一君) 川上さんの私に対する御質疑にお答えをいたします。現在医療に関する公定價格のごときものはないのでありますが、一般物價の高騰に伴いまして相当の高價になつておりますことは、川上君の仰せの通り誠に憂慮にたえないところでございます。
○國務大臣(竹田儀一君) 閣議の途中でありまして、甚だ失禮でありますが……。 只今議題となりました藥事法案について御説明いたします。
○國務大臣(竹田儀一君) 参議院の引揚同胞委員会に参つておりまして、榊原議員の御質問の全部を聽きませなかつたので、あるいは落ちるところがあるかもしれません。その場合は、さらに答弁をさせていただきます。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今の御決議の御趣旨には、誠に同感を禁じ得んものがございます。申すまでもなく、終戰当時約六百六十万を超えました外地在留邦人の引揚帰國は、我が國の直面いたしました一大課題でありまして、これが一日も早く速かに完了いたしますことは、全國民の挙つて念願とするところでありました。又念願であります。
○國務大臣(竹田儀一君) ただいまの御決議の御趣旨には、誠に御同感を禁じ得ぬものがあります。申すまでもなく、終戦当時約六百六十万を越えました外地在留邦人の引揚げ帰國は、わが國の当面いたしました一大課題でありまして、これが一日も速やかに完了いたしますことは、全國民のこぞつて念願いたしたところであります。
〔國務大臣竹田儀一君登壇〕
○國務大臣(竹田儀一君) それはどうも今ちよつと聽いておりませんのでなんですが、そういう團體には餘り補助は出してないのですが、生活保護法による扶助は一般に出しております、そういう宗教の經營しておる醫療團というようなものには、補助を出しておるものは……
○國務大臣(竹田儀一君) 分與税の中にはつきりと生活保護法による補助費の地方負擔分を明記したらどうかという問題は、大蔵當局の政府委員から御説明下さる方が適當であろうかと思います。
○國務大臣(竹田儀一君) 出しておらんということを聽いたのですけれども、現實にありますか。
○國務大臣(竹田儀一君) 本田議員の私に対する御質疑は三点であつたと思います。 御質問になりました第一点は、医藥品の二重價格制の問題でありますが、御趣旨はまことに結構なことと存じます。しかしながら、財政の窮迫しておりまする今日、種々困難な問題もありまするので、この点を十分考慮いたしまして、御趣旨に副うように努力いたしたいと思います。
○國務大臣(竹田儀一君) 徳田議員の私えの御質疑は、藥價が高きに失するのではないかという御質疑であつたと思います。藥價の決定は物價廳の所管でありまして、他の一般物價と比例して決定されておると思いますが、藥品の原材料であります化学製品の高騰と運賃の値上げ等で多少上つておるものがあるといたしましても、やむを得なかつたと思うのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 竹中議員の御質疑中、私に関連した問題をお答えいたします。政府といたしましては、医療國策の根本問題は、昭和二十二年三月六日医療制度審議会において決定になりました医療制度改正要綱に則つとりまして、医療行政の推進をいたしたいと考えております。
○國務大臣(竹田儀一君) 川崎議員の私に対する質疑は二点であつたと思います。 第一は社会保障制度の問題でありますが、社会保障制度につきましては、厚生省の社会保険制度調査会において調査中でありましが、昨年十月その結論を得まして、きわめて総合的なる制度案の答申があつたのでございます。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今小野委員から、何と申しますか、委員会に対して、好意ある御期待と御激勵のお言葉を頂いたことを誠に感謝いたす次第であります。
○國務大臣(竹田儀一君) 実は私が丁度十一月の下旬から十二月、それから今年の一月上旬まで胆石と黄疸をやりまして、ずつと寝ておつたものですから、或いは私聞き漏したりかも知れんと思いますが、両院議長の間にそういうお話のあつたことも只今初めて承ります。又前國務大臣である木村さんより、委員長からそういうお話のあつたことも私はつきりまだ聞いておりません、はつきりでない、全然承つておりません。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今吉川委員長より地方財政委員会の構成の問題につきまして、國会代表の方の選出方法につきましていろいろの経緯をお話なさつたのであります。甚だ寡聞でありまして、初めてその話を承つたのであります。
○國務大臣(竹田儀一君) 只今羽生委員からのお尋ねでございますが、地方財政委員会は地方財政委員会独自の見解で根本方針その他を決めて行きたいと思います。大蔵省を中心としてやるのではなく、地方財政委員会独自で決めて行きたいと思います。
午後五時四十四分散会 ————◇————— 出席國務大臣 内閣総理大臣 片山 哲君 外務大臣 芦田 均君 厚生大臣 一松 定吉君 農林大臣 波多野 鼎君 商工大臣 水谷長三郎君 労働大臣 米窪 滿亮君 國務大臣 木村小左衞門君 國務大臣 齋藤 隆夫君 國務大臣 竹田 儀一君